NPO支援の際の心得
NPOの経営支援に関わることになった。代表と話したときの学びをメモ。
①人は、自分が納得したことしか実行しない。大工と話すときは大工の言葉を使え
- 事例調査において、大規模NPOを参考にすればどうか、という話をすると、「そのような大きな団体は参考にならない」と話を受ける。
- 事例調査なんてなんでもよくて、背景のメカニズムが本質なのだからそれを抽出すればよいのだという話をしても、伝わらないのである。
- 現場の人にとっては、目に見えている現実がすべて。理論の話は受け入れられない。まずは、現場の人と同じ視座で話をしよう。理論の話はそれからだ。
②零細経営企業/団体は、マイナスの自己認識が充満している
- 何かを「やりたい」といっても「いや人がいないから……」というできない理由を探すのがセットになっている。
- これまで何度も、できない理由に直面してきたからであろう。
- できない理由は、打ち手を講じることで、解消できる。ポジティブな変革をもたらすことが、プロブレム・ソルバーに求められる。
③クイックウィン
- 外から理論を振りかざす人間は、すぐには信用されない。
- まずは、現場レベルで小さな成果を創出し、信頼を勝ち得て、大きな変革につなげよ。
- まず木を見ろ。だが、同時に森も見ろ。