フーテンのコンサルタントの雑感

ニートからフーテンのコンサルタントに進化しました。コンサルティング業界や、ソーシャルセクターのことについて投稿します。

コロナショックとフリーランスコンサルタント

コロナショックにより、企業の株価が暴落。

業界では、観光産業、製造業が特に低迷。
└前者は旅行禁止
└後者はサプライチェーン崩壊@中国

さて、不景気になるとコンサルティング業界は大打撃を受けるわけだ。

企業からすると、コスト削減引き当て順は以下の通り。

  1. 変動費(Nice to have)は削減
    └業務委託費(成長戦略系コンサル、業務改善系コンサル)、研究開発費など
  2. 変動費(MUST)はできる限り削減
    └業務委託費(システム開発部隊)、消耗品、原材料費など
  3. 固定費はできる限り削減
    └人件費(余剰社員)、家賃、水道光熱費、広告宣伝費

1は戦略コンサル、業務コンサルの領域で、特に前者は切られやすい。
発注する企業側がコンサルタントを切るようになると、フリーランスコンサルにも影響を及ぼす。

  1. 企業がコンサルを切る
  2. コンサルティング会社の仕事が減り、人が余る
  3. コンサルティング会社は自社の人間のみで仕事を回すようになる
  4. いわゆるフリーランスコンサルにとって、ファームアンダーの仕事がなくなる
  5. フリーランスコンサルの仕事が減り、フリーランスコンサルは路頭に迷うことになる

フリーランスコンサルの生き残りとしては、

  • クライアント/ファーム側とのリレーションを強くしておく(代替不可能の人材になる)
  • 不景気でも強い領域のスキルを身につけておく
    └コスト削減/組織人事/システム開発

コロナショックによる経済停滞は、今後半年~1年は続く。好景気時代に回復するまでは、さらに時間がかかるだろう。
企業からすると、以下のように動くはずだ。

  • 前提として、経済が再開しても、取引先企業の倒産や、消費の低迷、株価の下落といったファクターがすぐに復活することはないため、売上が好景気時代にすぐさま回復することはない……
  • 企業は、リスクに備える動きを強くするだろう。具体的には、サプライチェーン多角化リスクマネー内部留保)の確保。